スーパーカブC125にハイグレードサスペンションを付けてみた結果
GクラフトxYSSのフルアジャスタブルサスを付けてから1週間が経ちました。
梅雨時期なので天候不順もありますがそれを利用してドライとウェット、街と峠をひと通りチェックしてきました。
出荷状態でのセッティングのチェック
前回の記事で書きましたが、左右のサスで誤差はあるので修正はしましたが出荷状態でのセットは
・車高調
最短(短くする方向は出来ませんでした)
・イニシャルプリロード
9.5mm(セットイニシャル含む)
・伸び減衰
20戻し
こんな感じでした。
走ってみた第一印象
・リヤが高くなり足付きが悪い
・フロントが押される
・サスがしっかりしている(当たり前だけど)
・乗り心地が良い
取り付け時から想像はしていましたがやはり跨った時点からリヤは高く、走ってもそれは同じでした。
良く言えば軽快。その分フロントに荷重が溜まるのでフロントは押されっぱなしです。
サス単体で動きを見た時にはスプリングの動きとダンパーの動きのバランスは良くしっかりとしています。どのくらいでヘタり感が出てくるかがポイントですね。
フルアジャスタブルなのでその度にセッティング変更で合わせられるのが1番のメリット。
乗り心地はかなり良いです。
純正、武川、東京堂YSSと、どれも初期のゴツゴツ感が出ていましたがコレにはそれがなく気持ち良く走れます。大きなギャップに乗ると減衰が効くので硬さが顔を出しますがスポーツサスと考えれば当たり前で、ギャップへの対応だけ考えればもっと減衰を弱まればそれも収まります。
セッティング変更
まずは出荷状態で攻め込んでみました。
体重70kgに合わせた設定との事なのでほぼ設定通り。
リヤキャリアとパニアケースを付けている事を考えたらもう少し重いくらいです。
ここからはあくまでも個人的なフィーリングに合わせたものなので参考までに。
結果として、リヤはイニシャルがかかり過ぎ。
乗り出しでつんのめり感を感じたがその通りで、ブレーキングからの寝かし込み時点でリヤが入らないのでフロントが押され切れ込むかリヤが上滑りをして流れる。
セッティングが合っていない事を確認後、サスのサグ出しをすると動的サグでも12mmとやはり動きが少ない。
私のサスでのイニシャル全抜きでのセットイニシャルは6.5mm。この状態での動的サグは20mm。
もう少しイニシャルを抜けたらベストだけど設計的にこれが限界。
その動きに合わせ大体でダンパーを20→24戻しへ。
この状態で走ってみたところかなり良くなりました。
リヤサスの動きが安定していてブレーキをかけやすく、バンキングの感触は東京堂YSSに似ていて、バンキング初期からリヤがしっとりと落ち着きリヤタイヤの接地感が豊富で安心して寝かし込みが出来るしバンク中の安定感も高い。スロットルを開けても挙動が安定している。
もはやカブのハンドリングではないですね…。
まとめ
サスの性能としては十分ですが出荷時設定はイマイチかなと思いました。
バネレートは1ランク下げたほうがバランスは良さそう。
乗り心地はかなり良いので、体重の重たい方や荷物をたくさん載せる方にはオススメ出来ると思います。
サスの質感が高く、乗り心地が良く、セッティングで痒いところに手が届くリヤサスで6万円ならかなりリーズナブルではないかと思います。私的には大満足でした。
今後はタイヤ外径変更をしてそれに合わせたサスセッティングをしていこうと思います。
参考になれば幸いです(^^)