フリクションロスについて考える
梅雨なのに梅雨とは思えないくらい暑いですね。
夏本番になったらどれだけ暑くなるんでしょう…。
そんなわけで今回はカブ乗りにとって全く需要のないであろう話をしたいと思います。
この写真でどこをいじったかすぐ分かった方は相当凄い。
そうです。
リヤタイヤを細くしました。
スーパーカブに乗っていたら大抵タイヤを太く太くしたいものだと思いますが、私は細くしました。
だって必要ないんですもの。
見た目がちょっとだけクラシカルになりました。
ロード自転車とかだとタイヤサイズを細くする事での動力性能アップはメジャーなように思いますが、バイクではあまり聞かないですね。
バイクはコーナリング性能も重視される点があるからかもしれません。
タイヤが太いと接地抵抗によるロスが増える事だけでなく、ホイールという回転物質の重さが増える事でのロスもかなり大きいと思います。
タイヤを細くする事でのメリット
・接地抵抗が減る
・ホイールという回転物の軽量化
・コスト低減
こんなとこでしょうか。
コストのついてはそもそもカブのタイヤの値段は安いのでそんなに気にする程ではないかも知れません。
しかし他のメリットを活かせれば、加速も最高速度も上がりつつ燃費も良くなる可能性があります。
細いタイヤの取り付け
メーカーの指定しているサイズより細くするわけですのでそこは自己責任になります。
私はリヤを80/90-17からフロントと同じ70/90-17へサイズダウン。
まず大事なのはリムの許容サイズ内なのか、そして速度レンジ、許容荷重の確認でしょう。
そこと自分の使用用途が合っていればOKだと思います。
そうそう、それと大事なのがタイヤサイズが細くなる事で変わるのは幅だけでなく外径も。
私の場合ホイール取り付け状態比で直径が15ミリ小さくなりました。
ポン付けで乗ったら車体姿勢がリヤ下がりになり走行安定性に支障が出るかも知れません。
今回私がこの変更を考えたのは車高調整付きリヤサスに変更したから。
それでなければあまり現実的なカスタムではないかもしれませんね。
走ってみての感想
まず行ったのは細いタイヤを付けた事による変化に対するリセッティングを。
リヤサスの車高調で4ミリ上げ。
ドリブンスパロケットを1丁下げギヤレシオの調整。
色々試しこのあたりでいい所へ落ち着きました。
その結果、
ビッッッッッックリするくらいイメージ通りの効果がありました。
加速性能が向上し各ギヤの吹け切りまでの距離が早くなりました。
そして最高速度もこれまでより2〜3km安定して速くなりました。
総じてマシンが軽快になりキビキビと走るようになりました。
峠道を攻めた感じも、グリップに不安はなくむしろリヤが無駄に太くなくなった分寝かせやすくなり曲げやすくなりました。
C125はフルバンクした時にレッグシールドとステップの端だけでなくステップのフレーム部も擦れてしまうので、ただバンク角だけで曲がるよりいかに前後のタイヤをキッチリ縦方向から潰してやるかがキモになると思います。
それでもリヤサスのセッティング幅が広がった事でこれまでよりバンク角は少し増え自由度が上がりました。
リヤサスのイニシャルは相変わらず全抜き状態なのでスプリングレートを下げるしかないかな…。
そんなわけで更に快速仕様のC125になりました。
今回は参考にならないと思いますが参考になれば幸いです(^^)