エンジンからの異音の話
ここ最近C125に気になるエンジン異音が出ていました。
異音が出るのはいつも始動時とアイドリング時。
ヘッドの周辺というよりは腰下あたりから、
「カコッ、コッコココッ、カココッ、ココッ」
と音がします。
カムチェーンのジャラジャラ音やタペットのカチャカチャ音とはまた違う。
何かの部品がエンジンの中で外れ落ちて暴れているような感じというか緩んでガタが出ている感じというか…
症状は少しずつ目立って来ていて、乗っててメチャメチャ気になります。
まさかクランク大端部のガタか…!?
なんて最悪のシナリオが脳裏をよぎったけど、ちょっと前にエンジン開けた時にチェックして問題なかったし、走行中は異音がしないから多分大丈夫。
原因はラバークラッチダンパー
今の世の中は本当に便利ですよね。症状をネットで調べてたら同じ症状が見つかりました。
C125に限らず2段クラッチのスーパーカブの持病のようですね。走行距離15000kmを超えると出てくる症状なんだそう。
この部品が3つ。
私のカブは現在13000kmですが結構ハードに走らせているのでガタが出てきたのかな。
この部品を替えるにあたっては他に2、9、18、20、21の部品も最低限交換した方が良いと思います。
あ、あとRクランクケースカバーガスケットも必須ですね。
交換作業開始
最初に書いておきますがこの作業、結構めんどいです。
そしてサービスマニュアルと専用工具が多々必要なのであまりイジらない人はバイク屋さんに頼みましょう。
まずはエンジンオイルを抜いてレッグシールドを外してステップやらマフラーやらを外してRクランクケースカバーを外してワンウェイクラッチを外してー
ここまで辿り着きました
ちなみにRケースカバーを外す時に間違いなく中の部品がポロポロ落ちてきます。
そして組む時もポロポロ落ちて来るのでメッチャめんどいです。
車体を左側へ傾けて作業してやるとやりやすいけどステップも外しちゃってるから車体を預ける場所の工夫も必要となります。あ〜めんどい…
ワンウェイクラッチ整備
さておきようやくワンウェイクラッチのラバークラッチダンパーの交換です。
図の赤丸の部品を付け替えてやるだけ。
外したダンパーは結構変形していました。コレで本当に異音消えるのかな…?
このワンウェイクラッチの重量を変えたらスクーターみたいに出足の加速とか変えられるのかなとか想像してついついイジりたくなるけど今回はグッとガマンして組み直しました(´-`)
異音が消えた!
元通りに組み直してエンジンを始動させてみると、カコカコ音がしない!めっちゃ静かになりました!
やっぱC125はこうでなきゃ。
やって良かった…。
今現在あまりこんな話を聞かないので個体差なのか使い方の問題なのか分かりませんが、走行距離が増えてくればいずれ出てくる症例だとは思うんで、参考になれば幸いです(^ ^)