クラッチAssy交換
先日、早起きをしてC125で160kmほどツーリングをして来たのですが、その帰り道でスピードを出した時にクラッチが滑り始めてしまいました。
新車時のクラッチの滑りはある種C125の持病?かとは思いますが今回はクラッチの張り具合も悪くありません。
走行距離は13500kmくらいで日頃ガンガン走らせているので頃合いかなと思いクラッチ板の交換をしたいと思います。
専用工具がたくさん必要
C125のクラッチ交換をするためには専用工具がたくさん必要になります。
・ロックナットレンチ
(STRAIGHT/ストレート) ロックナットレンチ 20×24(mm) 19-523
・クラッチセンターホルダー
・ユニバーサルホルダー(ピンタイプ)
キタコ(KITACO) ユニバーサルホルダー 汎用 674-0500000
・プーリーホルダー(コレは頑張ればなくても可)
(STRAIGHT/ストレート) ユニバーサルプーリーホルダー 75~125(φmm) 19-788
てな感じです。
クラッチ交換準備
エンジンオイルを抜いてレッグシールドを外してステップを外してマフラーを外してLクランクケースカバーを外して…
こんな感じ。
余談ですが、クラッチスプリングを強化しようとする時、グロムやモンキー125はこの状態でスプリング交換を出来ますがC125はクラッチリフタプレートがワンウェイクラッチに干渉するので基本的に出来ません。
右側のワンウェイクラッチを分解
ユニバーサルホルダー、ロックナットレンチを使用してワンウェイクラッチを分解します。
ワンウェイクラッチの外にプーリーホルダーを掛けても出来るのかなと思ったんですが、クラッチが滑ってしまい出来ませんでした…
ワンウェイクラッチを外したところ。
次は左のクラッチ側の分解です。
ボールベアリングを外します。
コレは指でも抜けます。
その下にロックナットがお目見えするのでここも外すんですが、ここでまた専用工具が必要。
クラッチセンターホルダー。
結構大きめのが必要で、爪の幅も合わないとダメ。
これから準備する人はホンダ純正を用意するのが無難です。
クラッチとワンウェイを同時に引き抜くとゴッソリ取り出せます。
クラッチ分解
ここからがクラッチの分解です。
図のようにプーリーホルダーで固定してボルトを均等に少しずつ緩めていきリフタープレートを外します。
取り外したディスクとプレート。
メッチャメチャキレーやん…。
もしやと思いクラッチスプリングの自由長を測ると、全部規定値より潰れていました…。
クラッチが滑ったのはディスクらが焼けたんではなくクラッチスプリングがショボいからだったようです。バラしたついでなのでディスクとプレートは全部新品にしますけどね。
スプリング全ての新品の予備は持っていなかったので丁度買ってあったキタコのグロム用強化クラッチスプリングを組んでみます。
キタコ(KITACO) 強化クラッチスプリングセット グロム(GROM) 307-1432600
ホンダのパーツリストを見るとグロムとC125で品番が違うので本当に互換性があるのかも疑わしいんですけど…。
6本全てを交換すると60%強化との事で結構変わりそうですがテストも兼ねて全部交換します。
元通りに組み上げて完成
ディスクは小さなスプリングが付いていたり取り付け方に決まりがあったりするので注意が必要。
クラッチリフタプレートのボールベアリングも向きが決まってるみたいです。
走ってみて
今のところ走行中の滑りはないので一安心。
強化クラッチ60%強化は足で踏むので思いのほか重いという感じはありませんでした。
それよりは足を離した時のクラッチの繋がりがガクンッと来るのでクラッチを繋ぐタイミングやスピードには少しコツが必要となりました。
ガンガン回してからシフトチェンジした時のダイレクト感はしっかりとしていて気持ち良いけど常時ゆったりのんびりと乗りたい人にはちょっとシビアかなと思います。
とりあえずはコレでしばらく走ってみたいと思います(^ ^)