新型ハンターカブの性能はいかに
ご無沙汰しております。
以前旧型のハンターカブJA55に試乗してみましたが
今回は新型のJA65に乗ってみました。
赤ハンター。
正式名称グローイングレッド。
定番なようでありつつもなんだかんだで1番映えるカラーなようにも思える。
この軽薄な赤。良い色です。
新旧比較
新旧の分かりやすい変更点はすでにインターネット上にたくさん出ているので、それ以外で気付いたこと、感じた事を書いて行こうと思います。
乗り出してすぐに気付いた車体の違い
・ヒールグリップが出来る…!
旧型の時はマフラーとエアクリーナーに脚が干渉してホールド出来なかったのに新型は干渉部分が削ぎ落とされ、左右クランクケースカバーでキレイにヒールグリップが出来ます。
これはすごく良い変更!
旧型試乗の時と同じアングルで写真を撮り比較したところ。
ステップの見え方からして違います。
乗りやすさもかなり違います。
・リヤサスの動きがすごくイイ
イニシャルアジャスターを付けた事で動きに幅を持たせられたからかダンパーの効き具合がとても良くなっていて乗り心地がすごく良くなっています。
・ヘッドライトが明るい
ネット上では暗い暗いと話題になっていて、あぁそうなんだなと疑いもしてませんでした。
旧型の試乗の時は試していませんが、今回の新型では夜間走行もしてみました。
そうしたら…
C125よりヘッドライトが明るいんですけど…汗
比較対象は旧型のJA48ですけどね。
光量は少し上がっている感じで、何より照らす範囲が明らかに広い。なので周りが良く見えました。
この辺りは何を基準にした話なのかによりますが車と比較しているのであればそれはどう考えても物理的に暗いでしょう。
・フロントフォークの動きが違う(多分)
旧型でフワフワスコスコだったフォークの動きが、新型はしっとり感が増して奥のコシが出ていました。
個体差というレベルの違いではない気がする。
・シートの座り心地が良い(多分)
旧型のカチカチパンパンのシートが新型ではモチモチになり、かつ滑りにくくなっているように思いました。
個体差というレベルの違いではない気がする。
ただ、降りてからしばらくたった後でもシートサイドには怪しいシワが…。個体差?
エンジンの違い
ご存知の通りエンジンがロングストローク型に変更されています。
走らせてみた感じがどうだったか書いていきます。
・とにかくシルキー
法定速度内ではエンジン回転に重さを感じません。スルスルーッと加速して行きます。とにかくシルキー。
・シフトチェンジのタッチが良い
基本構造は変わっていないように見えるんですが、シフトタッチの剛性感が上がっています。
旧型ハンター、C125もシフトタッチに嫌な軽さがありましたがそれがなくなったので感触がとても良いです。
シフトストロークも短くてチェンジしやすい。
・ハイブリッドカーみたい
4速の時速20kmからアクセルを開けて行く時のようなハイギヤ低回転からでもスーッと軽やかに進んで行きます。
クランクの粘り感とかパンチとかそういうものは一切ないのに進んでいくから不思議。
燃調がきめ細かく調整されているのかな。
・全開走行での違いはまた追々
今回法定速度内で乗ってみた時点で、旧型のようなふん詰まり感や重ったるさは感じなかったので多分全開でのフィーリングはかなり違うと思います。
速くなっているに1票。
まとめ
巷で言われているアンダーフレームの補強とかキルスイッチの有無とかは特にどうでもよくて、実は細かなところをキッチリ煮詰めてきているあたりにホンダの本気を感じました。
これから購入を考えている方は確実に新型が良いと思います。
参考になれば幸いです(^^)