ハイコンプ仕様化トライ
ご無沙汰しております。
以前にシリンダーガスケットを薄いものへ変更して使用しておりましたが
過去記事↓
その後もハイカムを追加したりなんかしつつも、純正ECUのままでサブコンは使用せず燃調薄々の攻め仕様で乗って来ました。
先日エンジンのチェックのためにヘッド周りを開けてみたところ、全体に薄めではあるもののまだ詰める余地がありそうなので、更なる馬力アップを目指して改良を加える事にしました。
ハイコンプガスケット
前回の高圧縮化でも同メーカーのものを使用していましたが、今回は厚み0.3mmだったものを0.2mmへと更に攻めました。
たかが0.1mmされど0.1mm。
どのように変化するでしょうか。まずその前にピストンとバルブ当たらないのかな…
組み付け
そんなわけで組み付けてみました。
ベースガスケットは薄すぎて付いてるのかどうかくらいの厚さ。
ヘッド側はシリンダとピストンヘッドがツラツラ。
大丈夫かな…
いざ始動
まずは異音確認のためプラグを外した状態でセルを回しクランキングしてバルブの干渉がないかを確認。
この時点では大丈夫でした。良かった。。。
プラグを取り付けて始動させ暖気。ここでも問題なし。
その後軽く馴らし走行をしてから徐々に回転を上げて効果を探っていきます。
併せて一応ガソリンをハイオクに変更します。
馬力アップはいかに
結果からお伝えすると、パワー面では明確にパワーアップしました!
出足からハイブリッド車になったようなトルク感があり、全開へ向けてグイグイとパワーが出ていきます。
特に登りでの差は明確で全開3速で駆け上がるところでは速度が4㎞/h上がりました。
バルブの干渉もなし。
デメリットについて
パワーが出たのは良いのですが、いかんせん空燃比が薄くなりすぎました。
よく言えば純正での限界空燃比が見えたと言えましょうか。
私はこういうトライの際にはKOSO製の空燃比計を取り付けて確認をするのですが、今回の仕様(吸気ノーマル、排気触媒抜き純正マフラー、武川ハイカム)で全開時で13.7~14.0でした。
ちなみに純正時で13.0付近です。
かなりカッサカサです。
平地、下りでの全開時は2速のトップですでに薄いなと明確に感じられました。
まとめ
平気で毎回エンジンを開けられる方なら良いかもしれませんが一般の方だと壊れる可能性が高いと思います。
サブコンなしで壊れず手軽に乗れる仕様の限界は「吸排気ノーマル+ハイカム」あたりでしょうかね。
色々試した個人的感想としては「ノーマルカム+吸排気変更」より上記の方が静かで速かったです。
参考になれば幸いです。
おまけ
500㎞ほど走りこんでからまたエンジンを開け確認してみました。
もちろんカッサカサ。
一部カーボンが吹き飛んでます。
ピストンの角がちょっと怪しい。。。
やっぱりギリギリだったかな。
一旦方向性を考えなおすため純正ベースガスケットに戻しましたとさ。
最近は新型のJA58のエンジンパーツも増えてきたのでそちらの試乗をしてみたいですね~。
【41700】