ご無沙汰しております。
前回の武川N-15ハイカムに気を良くしたので続いては、
クリッピングポイント ST-1D
を入れてみました。
純正のようにデコンプ機構付きです。
デコンプなしのST-1もあって、それだと1万円を切る価格なので結構安い。
ベアリングを外して純正デコンプを付け替えればST-1Dと同じだそうです。
私はコストを考えST-1を購入しデコンプの付け替えをしましたが不具合があり、メーカーへ返送し結局デコンプ付きを買いました…。
そちらは16,000円くらい。
早速取り付け
いつものようにカム交換よりレッグシールド取り外しの方に時間をかけて交換。
カムの総重量は純正と同じでした。
今回はデコンプ付きということで純正カムシャフト時に使用していたバランサーカムスプロケットを使用します。
タペットクリアランスは純正と同じ。
いざ始動
エンジンをかけて、まずビビりました…。
変な音がするんです。
タペット音はほとんどないんですが
ちょっとブリッピングすると
「ピョロロローンッ、ピョロロローンッ」
まるでトラックのピヨピヨマフラー…
回したらその分音は大きくなります。
さすがにこれはおかしいと、一旦バラして確認したが異常なし。
手間だけど他のカムシャフトに変えると音はしない。
メーカーに確認してみると、「純正とは音は違うかも知れません」となんともうやむやな返答…。
とりあえずその後1,000km程走ってますが壊れる気配はないのでそのまま使っていますが…。
個人的には結構恥ずかしいサウンドです(私のだけ?)。
またの機会にベアリング交換しようかな。
慣らし完了後のフィーリング
こちらはメーカー公式のグラフ。
C125のはなかったので、モンキー125のです。
フィーリングはほぼこんな感じでした。
低中速は純正と同じフィーリングで、高回転が一回りだけ上乗せされた感じ。
ただ、実際は黄色に塗った3,000rpm付近は純正よりトルクは少しだけ弱いかなという印象。
けれど発進の出足も良くその後の繋がりも良いのでかなり乗りやすいです。
高回転域の明確な「伸び感」や「パンチ感」はなく、いかにもハイカム入れたゼ感は出ないです。
が、レブまでで使える範囲内にパワー特性がしっかり収まっているので結果的に武川よりこっちの方が速いです(ノーマル吸排気、サブコンなしの条件)。
空燃比は穏やかな特性の割に意外にも武川と同じように純正比で0.5薄くなりました。
なので社外マフラーとセットの使用は危ういかな?
メーカーのサイトに使用方法についての表記はなかったです。
武川N-15との比較
純正吸排気ベースとして今回のクリッピングポイントST-1Dと武川N-15を比較すると、結論から言うと私の場合はクリッピングポイントの圧勝です。
セルの回りにくさを気にしないならデコンプを外して使えば更にパフォーマンスは上がるでしょう。
・平地最高速
クリッピングポイントが1〜2km速い
・登り坂3速全開シチュエーション
同じ速度から失速して行った時、クリッピングポイントの方がトルクを維持するのでシフトダウンの必要がない。
・発進〜低速域
クリッピングポイントの圧勝。
武川がモタついてる間に大きな差が出る。
・パワー感、盛り上がり感
武川の方が明確にある。
が、C125のレブ回転数でも美味しいところを使い切れていないので、ハンターカブなどのレブ回転数で良さが感じれるのかは謎。
・タペット音
武川の方が大きくクリッピングポイントの方が静か。
しかし現状クリッピングポイントはピヨピヨうるさい…。
まとめ
純正ベースで速くしたい方には武川よりコレを断然オススメ。セルスタートも快適。
ただハイカムに「変えた感」が欲しい人は武川の方がいいかもしれません。
あとピヨピヨ音が恥ずかしい人はやめた方が良いかもしれませんね笑
参考になれば幸いです(^^)