出足のトルクはスゴいけど…
お久しぶりです。
スーパーカブC125をダイレクトイグニッション化して出足の力強さが凄かったのでそのままの勢いで
「コレはオススメ!」
と言いたかったところですが、、、
うーん。
このカスタムに何を求めるかによりますが、乗れば乗るほど個人的にはちょっと違ったなという印象になっていきました。
フィーリングをまとめると
メリット
・出足のトルクが強い
デメリット
・出足のトルク以外は変わらないわりに燃費が悪い
・取り付け方次第だが耐久性が心配
・最高速度が落ちる(他カスタムとの相性)
・僅かだが開け口にドンツキが出る
てな感じです。
1000キロ以上走ってみて
色々とデータを取りながら走りました。
燃費は穏やかに走ってみても純正イグニッション比で5〜8km/ℓダウン。
出足のトルクの強さを具体的に言うと、スロットル開度0〜1/8まで。
実走行だと発進くらいでしかメリットはないかな。
登坂でスロットルを開けて行く時には1/4開度以上になるので美味しい所は過ぎています。
この低開度の燃調をフィードバック補正した分で、スロットル全開時の空燃比は0.1〜0.3程薄くなります。
サブコン有りなら高回転までメリットが引き出せるかも知れません。
ダイレクトイグニッションコイルはプラグの真上に重量物が付くのでしっかりとしたステーで固定しないとコイルの落下やプラグの破損などのリスクはありそうです。
そういったわけで、私は再度純正イグニッションコイルに戻して再テストしました。
出足はやはり線が細くなりトルク不足を感じますが、体感とは裏腹に速さに差はありません。
登坂も前述した通りでスロットル1/4以降に差はないので問題なし。
スロットル開け口もむしろファジーで開けやすくなって乗りやすくなりました。
ECUの無変更を前提としているならあまりメリットはないなと思いました。
参考になれば幸いです(^^)