超越キットを超えるキットの製作
ご無沙汰してます。
ここしばらくブログの更新をしていませんでしたが
、何もしていなかったわけではなく色々とトライ&エラーを繰り返していました。
以前、超絶キットA、Bが結果的に私にはイマイチだという投稿をしましたが…
その後超越キットに戻し使用するも、「あともう少し」の改善が出来たらなぁという気持ちが常々ありました。
これまで、このシリーズの前身となるハイレスポンスキットや超抜群エンジンキット、超越キットと組み付けてきた流れから「どのようなウェイトをどこに配置したらどうなるのか」が自身のデータとしてある程度揃えられていたので、ここまで来たら自分で自分の満足いくモノを作った方が早いな、と思い立ちました。
コレはあくまでも自己責任での話ですのでよろしくお願いします。
まずはコンセプト
・超越キットのトルク、力強さをベースとする。
・その上で回りにくい高回転域を強化。
・エンジンの信頼性を下げないためフライホイール側のみで完結する。
こんなところです。
超絶シリーズは汚れを溜める遠心フィルター部を液体ガスケットでシーリングするという取り付け方法に精度を求められる点と、取り付け部品がケース内部に干渉する恐れがあるという点で不安要素が大きいです。
なので作業が容易なフライホイール側で完結出来たらと考えました。
作業開始
初めは超越キットをベースにウェイトの増減、配置の変更を行いましたが、最終的には超抜群エンジンキットをベースに大幅な重量変更までを見直し、およそ20パターンのトライをしました。
一つのトライにつき200kmの走行テストを行って来たのでかなり時間を要しましたが、その代わりにかなりのデータを取ることが出来ました。
理想とするウェイトバランスの完成
様々なウェイトバランスをテストした事で、自分の想像していた以上に良いモノが出来ました。
コンセプトとしていた通り超越キットの重厚感をベースに高回転域の伸びを追加。
更には出足のパンチと加速性向上も出来ました。
なので発進、加速、巡行からの加速、高回転の伸びとトータルで完成度の高い仕上がりになりました。
恐らくこれを超えるフィーリングのウェイトバランスはないんじゃないかなと思います(あくまで私のC125において)。
まとめ
今回かなりの数のウェイトパターンを試して分かった事は
「ウェイト配置による微調整はキャブレターセッティングと同じ」
という事。
低速のココのトルクが足りないならここのウェイト重量を変更。
高回転の伸びがこのくらい欲しいからここのウェイトをこうする。
みたいな感じです。
ウェイト重量を変更して燃料補正が落ち着くまで200km程の走行を要しますが、最終的に出る結果はイメージ通りになるのでこの感覚は合っていると思います。
かなりの時間と労力を要しましたが、その甲斐あって大満足なフィーリングのキットを作る事が出来ました。
繰り返しにはなりますが、今回のトライはあくまで私のC125においてのデータで、自己責任で行ったものとなりますのでよろしくお願いします。