スロットルボディ交換
さて今回はスロットルボディの交換をしてみたいと思います。
前回試したインジェクターは外して純正インジェクターに戻しつつのスロボ交換になります。
前回のインジェクター交換はコチラ↓
純正スロットルボディの取り外し
まずはいつも通りレッグシールドを外して行きます。
お目当てはコイツ。
エアクリーナーボックス、アクセルワイヤー、フューエルホース、各コネクタを外してスロボを取り外します。
そうそう。
スロボを外す前にアクセルワイヤーのホルダーのボルトを先に緩めておきます。後からだと力を入れられずメッチャ苦労します。
スロットルボディ比較
右が純正。
左が崎田二輪本舗さんのΦ26のビッグスロットルボディ。
純正より2ミリ大きくなっています。この差がどのくらい出るのか。
コネクタ類を固定するボルトはいずれもプラスネジでした。
ビッグスロットルボディ取り付け
マニホールド側から見るとゴムパッキンがギリギリのところにいます。
純正マニホールドでの限界サイズって事でしょうかね。
エアクリーナーボックスのゴムホースとスロボの径の差が出来たのでなかなかはまらず、地味に取り付けに苦労しました。
後は元通りに組んで、スロットル開度センサーリセットをして作業完了。
始動してみて
さすがFI。一発始動でした。
ECUの補正、学習があるのでしばらく走ってみないと正確なデータは取れませんが悪くはなさそうです。
アイドリングが少し高く、ちょっとアクセルを当てると発進しだしてしまうので、スロットル全閉のスクリューナットを少し調整。
それからは調子良し。
走り出してまず感じたのが
「トルク厚っっっ」
メッチャモリモリです。
発進の出足から力強く、そのままグイグイ伸びて行きます。
2ミリの口径拡大でここまで差が出るとは思っていませんでした。低速トルクがなくなる事なく中速からは更にパンチが増していく。
たかが2ミリ。されど2ミリ。
これ以上大きくなると出足が弱くなったりアクセルに対してのツキが神経質になったりするだろうから絶妙なバランスなんだと思います。
ただ、交換後走行距離100km程度の現時点ではアクセル全開の高回転域では流石にガスが薄い感触があり、最高速度も4〜5km落ちています。
この辺りがしばらく走って補正が効いた時にどうなるかがポイントですね。
吸排気ノーマルのC125なら高回転でも燃料不足になりにくく、上手いバランスで速いマシンになるのでは?とか想像してしまいますね。
しばらく走ってみて
燃料の補正が効いてからは、アクセルを開けていった時の「明らかに薄い」と感じるようなフィーリングはなくなりました。
それよりやはりビッグスロボに変えた事による加速とパンチがとてもイイです。
ゆっくり巡行している所からシフトダウンせず加速しても純正スロボよりトルクが低下する事もなくスムーズに加速していきます。コレはかなり気持ち良いですね!
厳密な事を言うと、3、4速全開時の伸び切り付近は速度が乗らずやはり薄い感があるので、吸排気をイジってあると燃調がギリギリなのかな?という感じがします。
まぁあくまでデータ取りとしての話で、公道でそんな回し方はしないのでそこまで気にしなくてもなくて良い気もしますが…
今後はこのビッグスロボにビッグインジェクターも合わせて使ってデータを取って行こうと思います。
ではでは(^^)
※10/12追記
今現在、このビッグスロボにバッチリ合うインジェクターが見つからないため一旦ノーマルスロボに戻しました。
低中速で走る上でのメリットはとても大きいのですが、私自身が高回転スロットル全開域でのフィーリングの良さを求めるため、僅かですが燃料の薄さが気になってしまいました。
後はこれから寒くなってくると更に燃料が必要となるので、その保険的な意味もあります。
また良さげなインジェクターを見つけたらビッグスロボとの組み合わせを試してみたいと思います。