クラッチ修理ひとまず完了
やっと修理から帰ってきました♪( ´▽`)
ギヤチェンジ時の異音の確認、部品注文からの交換とバイク屋さんが細かく調べてくれたので時間がかかりました。
最新のバイクなだけにノウハウやデータがないので原因を特定するのはなかなか難しいですね。
最新とはいえエンジンのベースはWAVEやグロムなんですが、遠心クラッチ機構が新しいものを使用されておりカブ特有のシフトチェンジ時のガチャコンを軽減するために色々工夫がなされているそうです。
今回変えてもらったパーツがこちら
クラッチカムプレートとそのスプリング
図の8、9ですね。
ここが原因だという根拠があったわけでなく異音の音源がこの付近なのでまずココを変えようという判断とのこと。
しかし外した部品を比較してみても目立った違いや傷はなく、この部品が原因かは分からないそうです。
ともあれ修理から帰ってきて1週間ほど乗りましたが例の異音はなくなっています。
クラッチカムプレートの部品が原因だったのか?自分なりに構造をイメージしたけどあまり納得出来る答えが出ずにいました。
そんな中で今回の件でバイク屋さんに色々と調べてもらった情報の中で気になる点がひとつ。
クラッチ調整のアジャスターの張り位置が冷間と温間でかなり差が出る
という点。
今回C125のクラッチ異音は温間時に発生していました。
温度差でクラッチの張りにそこまでの差が生まれるのはクラッチプレートの歪みがまず頭に思い浮かびます。
そういえばエンジンの慣らしの頃に走行中クラッチが滑ってしまうトラブルがありました。こちらのトラブルはC125ユーザーの間でもちょくちょく耳にしますね。
クラッチ滑りのトラブルが出るという事は、出荷時のクラッチ調整位置よりもクラッチが張る方向(構造的にはプレートが反るなど)に変形したという事が考えられます。実際張り気味になっていたアジャスターを調整し直すと滑りは改善しました。
話を戻し、今回のアジャスターの変化を見ると冷間時に調整した位置より、温間時はクラッチの張りが緩くなっています。アジャスターのマイナス溝で言うと1/4回転程の差が出ています。
つまり走行中クラッチの張りはどんどん緩くなってくるという事。構造的にはプレートの反りがなくなってくる(?)とか、他にも理由があるのかも知れません…
これが正常なのかは現時点では分かりませんが通常のバイクでこれほどクラッチの張りに変化が出た事はありません。
原因が判明
ものは試しにと、冷間時に規定値に合わせて走行し問題のなかったアジャスターを更に1/8ほど緩めてギヤチェンジをしてみました。
すると、
「パカンッ」
「パカンッ」
((((;゚Д゚)))))))
すぐ例の異音が出ました…!
どうやらクラッチ調整が緩み方向になるとこの異音は出るようです。
すぐに正規の調整位置に戻してみると異音はしません。
逆に張りを強める方向にアジャスター調整をしたら異音はしませんが、シフトペダルに軽く触れただけでクラッチが切れ始めるのでコチラは張りすぎ。
まとめ
これらの事から考えられるのは、クラッチカムプレート周辺のパーツの不具合というよりクラッチ板自体の精度の良し悪しが原因かなと思いました。
現状アジャスター調整がとてもシビアでほんのすこしのズレで異音もしくは滑りかの不具合が出てしまう状況です。これは改善しておかないと気持ちの悪い部分ですね。
ともあれバイク屋さんの協力のおかげで原因が分かってきたし無事またC125に乗れてひと安心です(^^)
今後早いうちにクラッチの分解をしてクラッチプレートの歪み測定と異音の原因の確定をしたいところですね(´-`).。oO