私のカブのエンジンの腰上はキタコ85ccボアアップ、モンキーRヘッドAssyでずっと乗ってきていました。
純正品ヘッドを使用する事で耐久性の安心感と速さの両立を狙い、現在吸気はPC20(エアクリーナーボックス付き)、排気はモリワキチタンモナカ(年代モノ)、ファイナル16-36でまとめていますが、最高速はGPS計測で平地無風で平均86kmくらい。
キャブセッティングも煮詰まりこの辺りが限界のようで、エンジンは回転上昇ピークが中回転まででその後はただただ回るだけ。
私は平地アベレージで90kmを出したいのです٩( ᐛ )و(もちろん公道ではダメですよ)
この先を考えるならハイカムを投入するしかないなと考えました。
ハイカムを入れるならキタコと決めていて、理由はボアアップキットがキタコ製なのと、昔モンキーに乗っていた頃にキタコのハイカムを入れて、恐ろしく調子が良かった事があったからです。
それではキタコハイカムを投入しましょう!
…と行きたいところですが、キタコのノーマルヘッド用ハイカムはモンキーRに対応していないのです。
その理由は分かっていて、カムシャフトのシャフト径が違う事とそれによるロッカーアーム形状の違いです。
コレを知らずにカムだけを交換するとレバー比の違いからすぐカム周りが焼き付くという事態になります_(:3 」∠)_
左がモンキー、右がモンキーR
同じく。
長さとレバー比、カムの当たり面の大きさが違いますね。
モンキー用の重量 31.5g
モンキーR用の重量 38.3g
続きましてカムシャフト
キタコのモンキー用の重量 170g
モンキーR用の重量 219g
ちなみにモンキー用ノーマルの重量 165g
モンキーRのカムとロッカーアームで295.6g
キタコハイカムとモンキーロッカーアームで233g。
実に62.6gの軽量化になります( ゚д゚)
取り付けは特に変わった事はありませんので省略です!
タペットクリアランスを説明書の最低値
IN0.05mm OUT0.07mmで合わせて組み、プラグホールからピストンとバルブのクリアランスをチェック。
モンキーRのバルブはモンキーより大きいので少し不安でしたが、特に問題なさそうです٩( ᐛ )و
タペット音はキッチリ組めば全然気になるまでの音は出ませんでした。
下り坂のアクセルオフ時に少し音が増えたかな?程度でした。
そしていざ実走!
オオォォォー!
高回転の伸び上がりがサイコーです٩( ᐛ )و
2ストのバイクみたいにパワーバンドに入った途端にグイグイと加速して行きます。
昔の人はこの感じを『カムに乗る』と言いますがまさにそんな感じ。
軽トラのエンジンからスポーツカーのエンジンに載せ替えたようなフィーリングで全くの別物エンジンになりました。
加速にメリハリが出たからか、ギヤの入りが良くなったような?
最高速はGPS計測で平均91kmになりました(^o^)
全開時にバルブとピストンがヒットすることもなかったので、非常に大満足です(^^)♪